平成22年度慰霊碑周辺の清掃のご報告




 平成22年8月1日(日)の朝、長薬同窓会の年間行事の一つであるぐびろが丘下の薬専防空壕跡地の慰霊碑周辺の清掃をしてきました。今年は原爆投下から65年という年月が経過した一つの節目の年ということもあり、読売新聞と長崎新聞の記者の方が取材に来てくれていました。昨年の清掃活動が10回目でしたので11回目を数えます。


 猛暑の中、しかも試験直前にもかかわらず10名の学部学生を含む、大学院生7名、同窓会関係者12名の総勢29名が集まってくれました。

 例年より少し多かった落ち葉を集めたり、雑草を取ったりの作業に汗を流し、きれいにするのには1時間ほどの時間が必要でした。作業の途中には、昭和22年卒で、原爆投下当時に学生であった田崎先輩にもお越しいただきました。作業を終え、慰霊碑への焼香を済ませた参加者は、冷えた飲物で喉を潤した後、記念写真を撮影して一休みしました。


 その後、田崎和之先輩から当時の射的場と防空壕のことをお話しいただきました。今年はそのお話しの模様をビデオに収めましたので、是非お聞きいただきたいと思います(下のYouTubeビデオ)。毎年書いていますが、原爆の理不尽さを再認識させられます。







 毎年8月の第一日曜日に行っています。例年ですと市民大清掃と同じ日に当たってしまうのですが、今年の市民大清掃は少し早い7月25日だったようです。記事をお読みの皆様、来年は是非参加してみてください。
 また、場所ですが、2つの道があります。一つはポンペ会館横のグビロヶ丘入口と書かれた標識のところからの道。ポンペ会館の裏へ回って登る道です。もう一つは熱帯医学研究所の横の階段を登る道で、こちらの方がだいぶ近道です。慰霊碑はひっそりと静かに立っています。長薬同窓会の年間行事の一つである清掃は8月の年1回ですが、慰霊碑のある防空壕跡地へはいつでも行くことができます。



今年の清掃参加者のお名前は以下の通りです。
 伊豫屋偉夫(S41)、田崎和之(S22)、西脇金一郎(S33)、木下敏夫(S35)、山中國暉(S44)、濱崎和久(S54)、佐々木均(S53)、伊藤潔(S59)、椛島力(H4)、岸川直哉(H10)、武次郁子、張炯炯(事務局)、山澤龍治(H18, D3)、川崎雄太(H21, M2)、田中祐輔(H21, M2)、坂野綱則(H21, M2)、虫明可倫(M2)、大元崇裕(H22, M1)、黒川裕美(H22, M1)、佐保洪成(B5)、新田晃也(B4)、荒木康平(B4)、高橋毅行(B3)、迎武絋(B3)、小野北斗(B2)、遠藤洋二朗(B1)、森田知樹(B1)、山村康雄(B1)、鑓水大介(B1)(もし名前もれがありましたらお知らせください)
 暑い中、参加していただきありがとうございました。

新聞社の取材を受ける伊豫屋会長と田崎氏

田崎氏に詳しい話を聞く記者