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柏葉健児 目次 背番号10

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巻 頭 言

   流星 落ちて 住むところ
    橄欖の 実の 熟るる里

 憧れの グビロヶ丘に 集いにし
     三歳の夢 短しと

     或いは宴の庭に
  或いは星月夜の 窓のもとに

 若き高鳴る感情の メロディーもて
    思いのままに 歌い給え

   歌は 悲しき時の母ともなり
      楽しき時の友ともなれば
  いざや 歌わんかな 我等が歌



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巻 頭 言

 


昭和24 年卒業 吉田 俊之 作

想いを遠く 青雲の彼方に馳せては
 血潮の高鳴りて 頻りなるを
朝に秀峯雲仙を仰ぎ
 夕に有明湾頭不知火の発する所
柏樹亭々として碧空に聳え
 風習々として清新の気 充つ
伝統の光彩 炳乎として遍し
 嗚呼 清き忍従の三歳の旅よ
君 聞かずや黎明に乱打する世紀の警鐘を
 余韻嫋々として
  暁闇の静寂を衝いて流るる覚醒の響を
嗚呼 若き日の感激 ゆきて再び還らず
 三歳の友は忘るるとも
  今日の集いの感激は忘るまじ
起て 柏葉ヶ丘の健男児
 いざや立ちて 宴の庭にひた酔わん
歌わんかな 歌わんかな 我等が歌  

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