| |||||||||||||||||||||||||||
平成20年度 野球部のOB戦の模様をお伝えします。
参加者名簿 22名
OB戦観戦記 11月9日(日曜日)は朝から恒例の親睦試合。通称OB戦。大したことはないと思っていた昨夜からの雨であったが、水ハケの良くないグランドはホームからサードベースにかけてがひどい状態。現役部員諸君が総出で整備に当たってくれたお陰で何とか使える状態にしてくれた。その甲斐もあり曇り空ではあったが、雨にはたたられず、一人二人といつの間にか集まったOBはキャッチボールと簡単なシート打撃を終え、予定通り10時に試合が開始された。 OBの先攻は決まり事で、守備順が打順というのもこのところ恒例。トップバッターは昭和31年卒の今泉氏。3球目をバットがとらえるもキャッチャー前のゴロで1アウト。75になられるとお聞きしましたのでバッターボックスに立たれるだけでもすごいことです。先頭打者として先発出場の記録を一歩一歩伸ばしていっていただきたいと思います。10数年ぶりに出場の平成4年卒で2番のキャッチャー山本(範)はまずは三振からスタート。続く3番で平成15年卒の坂田もフルカウントからファールで粘るも連続三振で3アウト。1回の裏OBの先発マウンドには昭和55年卒の吉田氏が上る。トップバッター中谷の平凡なサードフライをサード伊藤が危なっかしく捕球して1アウト。2番荒木はレフト前ヒットで出塁。3番中本をファーストフライで2アウト。続く4,5,6番に連打され1点を先取されたものの、続く満塁のピンチはライトフライ。平成18年卒の藤井ががっちりとつかんで切り抜けOB側としては上々の立ち上がり。 2回のOBは4,5番が連続内野フライで簡単に2アウトとなったが、佐賀に転勤で久しぶりに参加の平成13年卒の山本(豊)がヒットで出塁。きれいな背番号25のユニフォームは25歳の時に作ったものとのこと。続く7番卜部がレフトオーバーのツーベースで同点とした。OB2回裏のマウンドも吉田。この回から代ったサード井前がゴロを危なげなく裁いて1アウト。その後3連打でセンターの守備についた平成13年卒の久保田は大忙し。短パン姿で走り回ってくれるも2点を献上。しかし、3,4番を内野ゴロに打ち取って7本の安打を許しながら3点で押さえた。息子とキャッチボールをするとばかにされると笑顔で話される吉田氏だが、50を越えてもソフトボールには積極的に参加され、ケガもなくOB戦に毎年登板して来るのはさすがという他ない。ショート山本(豊)の動きも軽快であった。3回表OBの攻撃は1アウト後、好投の吉田がセンター前ヒットで出塁すると、山本(範)のセンターオーバーで生還。坂田のライト前で山本(範)も迎え入れた。久しぶりの参加にも関わらずキャッチャーの大役を務めた山本(範)氏。運動をしているようには見えなかったと言ったらおしかりを受けるかも知れないがあっぱれの活躍であった。小学3年生の息子さんを連れて遠方より参加してくれた4番城戸もしぶとくライト前へ安打して追加点が期待されたが、次打者の時に6-4-3の併殺を決められてしまった。 3回裏からは外野を平山(平成18年卒)、古賀(恒)(平成20年卒)、秋吉(平成3年卒)に交代し、平成19年卒で大学院在学中の藤村が中継ぎ。現役の3,4、5回を0点に押さえた。途中、中谷へのデッドボールにはヒヤッとしたが、大事には至らず。中谷君には悪いが、相手が頑丈な中谷君で良かったということかも知れない。実はこのシーンは見ていなかったのですが、おそらく4回からセカンドの守備についた平成2年卒の山本(稔)が2つのゴロを裁いてくれた模様。(間違っていたらごめんなさい) OBの見せ場は5回。2アウト後、3回からマスクをかぶった平成20年卒の大学院生古賀(健)がきれいなセンター前ヒットで出塁すると、3番の巨漢坂田のフルスイングがとらえたボールは高くなったライトフェンスの最上段を直撃。ホームランと判定され、5対3と現役をリードする形となった。久しぶりに見たライトフェンス直撃。平成15年卒の坂田氏は誰からも好かれる大男。普段は県内を駆け回って忙しい様子であるが、時間の許す時は薬局仲間と白球を追いかけているとのこと。次は是非フェンスオーバーを見せてもらいたい。さらに、OBの見せ場はその裏の守りにもあった。藤村が先頭を三振に取った1アウト後、内野安打でランナーを背負うも続く打者を1-6-3の併殺に打ち取って3人でチェンジ。現役の6番迎君が気を使ってくれたのかもしれないが、OBのダブルプレー成立を見たのは久しぶりのような気がする。 6回にもOBは追加点をあげる。守りで併殺を決めたばかりの山本(豊)が1アウトからフォアボールで出塁。2アウトとなったが、途中からセンターの守備に付いていた平成20年卒の大学院生古賀(恒)がしぶとくライト前へ運ぶと、平成3年卒の秋吉はデッドボールで満塁。1番へ戻って、藤村のレフト前で2点を追加した。この時点でOBが7対3とリード。6回裏からは藤村に代り山本(豊)がショートからピッチャーへ。守備の乱れもあり1点を返された。山本の投げるボールは悪いようには見えなかったが、表の攻撃でベースを1周した影響も出たのかも知れない。 7回の表は、途中から慣れない1塁の守備について苦労しながらも何とかこなしていた平成15年卒の牛島からの攻撃。外野へ快音を残すもセンターフライだった。後続も倒れ三者凡退。7回裏を迎えた。時間も少なくなりこの回を最終回とすることに決定。3点差を守りきれば久しぶりのOBチームの勝利となる。マウンドには平成18年卒で、駆けつけてくれたばかりの菅原を送った。ストレートは走っているように見えたが、負けたくない現役は4年生を投入、粢田のレフトオーバーを含む3連打でまず1点を返す。次々と4年生を送り込んだ現役は田中がフォアボールを選んで満塁としたところで、それまで主審を務めていた川崎が打席に入った。完全に打ち取ったショートゴロを大車輪の活躍を見せていた山本(豊)がまさかのトンネルで1点差とされてしまった。続いて、力のある中谷の打った打球が快音を発してセンターへ飛んだ時は万事休すかと思ったが、センター古賀(恒)がこれを好捕、2アウトとした。犠牲フライとなり同点に追いつかれてはしまったが、続く荒木のショートゴロをさばいた山本(豊)が1塁へ送球。ハーフバウンドとなったところを牛島が必死に押さえて3アウト。平成20年度のOB戦は7対7の引き分けで幕を閉じた。曇り空の下、少々寒い日曜日ではあったが、緊張感のある熱戦であった。
(言い訳)できるだけOBの皆さんの名前を書いたつもりですが、書けなかった人もいるかもしれません。特に写真は参加者全員の分はありませんでした。お許しください。平成12年卒の山口君を出場させるため、彼の息子さんを抱いていた時間があり、試合を観ていない時間ができてしまいました。従って山口君のプレーはほとんど見ていませんが、1歳半というジュニアは泣かずにがんばって父を待っておりました。応援に来てくれた田口奈々絵さん、大山先生、また現役の部員とマネージャーの皆さん、悪コンディションの中ご苦労様でした。また来年もお会いしましょう。(伊藤 潔 記) よろしければご感想をお寄せください。 |