長薬同窓会ホーム >> ニュースインデックス >> オワンクラゲ採集の網(下村博士顕彰記念展示室)
 

下村脩先生が実際に使用したオワンクラゲ採集の網

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 すでにご覧いただいた方もいるかも知れませんが、下村脩博士が実際にオワンクラゲを採取するために使われた網が下村脩博士顕彰記念展示室に展示されています。

 プリンストン大学のカラーであるオレンジと黒に塗られた柄の部分が大変印象的な網です。下村先生のご講演をご覧いただいた方は、奥様と二人のお子様、またジョンソン博士夫妻等が一緒に並んで映っている写真のスライドを覚えているのではないでしょうか。下村博士からご提供いただいた網です。是非実物をご覧ください。

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 このニュース記事を書いていて初めて気がついたのですが、下村脩博士顕彰記念展示室についてのお知らせをほとんど掲載していませんでした。遅ればせながら簡単に紹介します。

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 まず場所です。柏葉会館内(Google map)の、以前は研修室として使用されていた部屋を改修して作られましたので、長薬同窓会事務局の隣にあります。2009年3月22日に長崎大学の中部講堂で下村先生の特別講演会が開催されました。その講演会に合わせ、下村博士と奥様のご臨席を仰ぎ、開館の記念式典が執り行われ、下村先生からご署名をいただいています。記念展示室には下村先生に関係する写真や書物などが、ノーベル化学賞の受賞対象となったGFP(緑色蛍光タンパク質)を解説するパネル類とともに数多く展示されています。オワンクラゲから直接単離したものではありませんが、GFPそのものの溶液も展示しており、紫外線を当てることで鮮やかな緑色の蛍光を直に見ることもできるようになっています。

 平日の午前10時頃から午後5時頃までの間、どなたでも自由にご覧いただくことができるようです(薬学部の事務部が管理しています)。見学の際は展示室入り口前にあるノートにご署名いただき、室内をご覧ください。特に中央の網とGFP溶液の緑色蛍光は忘れずに見てください。見学後は、簡単な感想を署名したノートに書き残していただけると大変ありがたく、お願いします。(2009.08.26)

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