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柏葉健児 目次 背番号10

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大 同 団 結 な る !

 

長崎大学薬学部野球部 部 長
昭和42 年卒業 渡辺 三明

柏葉健児 背番号9(1986年)より

 春風心地よい,この頃です。同窓生の皆様には,ますますご健勝でご活躍のこととお喜び申し上げます。
 昭和45年に一時中断していた野球部同窓会が復活し,さらに昭和48年より会誌柏葉健児が発行され,同窓生相互の絆をより強固にしてまいりました。この16年間の流れの中にあって,先輩後輩の信頼関係を築きつつも,常に,私達の先達への憧憬に似た『想い』が拡がっていたことも確かであります。昭和51年の背番号3から始まった,この私達の望みが60年度のOB会で一気にかなえられたことは大変嬉しいことでありました。昨年11月のOB会には,森田稔,江頭文昭両先輩のご尽力により10人の野球部小野島会の大先輩を同じテーブルにお迎えでき,さらには,9年卒の野口繁一,11年卒の隈治人両先達をまじえ,現役部員を合わせ74人が親しく歓談し,痛飲しましたこと,実に愉快なひと時でありました。この時ほど,先輩後輩の年齢を超えた,『野球をしていた』『野球が好きだった』という共通項によって結びついた同窓会の気持ちの良さに,私達は野球部に籍をおいていた幸を感じたことはありませんでした。
 さらに,この席で,本同窓会の目標であります,相互の信頼を培うことと,後輩部員への財政的援助の課題がもち上がり,即座に小野島会より援助金の発案があり,本年1月17日に金31万円が野球部の基金として贈呈されましたこと,誠に有難く感謝いたしております。
 大同団結なる! この言葉のすがすがしい響きを,私達は大切にし,さらに部,同窓会の発展のために力を注ぐ決意であります。

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