毎年行う事業計画の一つである旧小野島校舎跡地記念碑周辺の清掃の模様をお伝えします。
週の前半に久しぶりにまとまった雨が降り、後半も少しぐずつき模様の天気の11月。第3週となった15日は朝からくもり空。雨の心配はなさそうでしたが、少々低めの気温となった日曜日でした。柏葉会館前に集合した麻生(昭24)、木下(昭35)、伊豫屋(昭41)、富永(昭44)、伊藤(昭59)、和田(平4)、岸川(平10)、武次(事務局)の8名は、富永先生と和田先生の2台の車に分乗して予定通り10時に出発しました。40分ほどで目的地に到着すると、現地集合の峰(昭26)、松本(昭24)、吉田(昭37)の3名と合流し、11名で清掃作業に取りかかりました。
一番上の写真を見てもおわかりのように、雑草の量も少なく40分ほどできれいになり、11名そろっての記念撮影で終了としました。とはいうものの、鎌やはさみを使ってのかがみながらの作業は、慣れない者には結構大変で、麻生、松本、峰の小野島会メンバーである大先輩方に大活躍していただいてしまいました。申し訳ありませんでしたといいますか、ありがとうございました。食事の時の話でも話題になりましたが、小野島会のメンバーの方々の年代が一番お元気だという印象です。「よく歩いたし」とは麻生先生の弁ですが、見習うべきことは多々ありそうです。
その後は後片付けをして、諫早市内のうなぎ屋に移動し、昨年に引き続き、小野島会メンバーの3名からいろいろなお話をお聞きすることになりました。終戦後、佐賀市上多布施町の仮校舎で講義をしていた薬学専門部は、一時は九大に移るような話も出たようですが、昭和22年からは小野島の地に移ったという当時のお話から始まり、その前の原爆前後の話も含めてお聞きすることができました。昭和24年卒の麻生先生、松本先生たちが第一回目の国家試験を受験された年代だそうで、最初の問題が何だったかと言うことまで記憶に残っていらっしゃるようでした。昭和26年卒の峰先生からは、同級生である下村脩先生のお話もいくつかお聞きしました。下村先生は国家試験には合格したが、薬剤師免許の申請はしていないようだということです。また、ブドウ酒は日本薬局方に収載されている医薬品であるから昼間から飲んでいても・・・といった話も出ていました。お恥ずかしながら、局方など何年も見たことがありませんでしたので、ただただ「へぇ〜」と感心するしかありませんでした。話は尽きず1時間を超えていろいろなお話を聞くことができました。なかなか全てをお伝えすることはできませんが、何かの形で残していかねばならないと感じます。機会がありましたら、また皆さんにもご披露できればと思います。
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