寄付のお願い

 
 長崎大学薬学部は、明治23(1890)に設置された第五高等中学校医学部に薬学科が付設された時を創立の期として、今年で128 周年を迎えます。さらに、長崎市小島養生所 跡地で昨年発見された分析窮理所が長崎大学薬学部の起源であるということが新聞等で取り上げられ、起源を見直す機運も高まっております。長崎は日本の近代自然科学および薬 学の発展に重要な役割を果たした街です。江戸・明治期には、その後の日本の薬学の発展を担う多くの科学者が長崎の地で活躍しました。長崎大学薬学部からも多くの優秀な同窓生が卒業し、各分野で活躍しております。特に、長薬同窓生のお一人である下村 脩 博士 の平成 20 年のノーベル化学賞の受賞は、長崎大学薬学部で学んだ者にとっての誇りであります。本年、長崎大学薬学部において下村博士の功績を讃える胸像を製作することになったことを、長薬同窓生の一人としてこの上なく嬉しく思います。下村博士の受賞に際して 片峰 茂 学長(当時)は、「自分たちが今呼吸し、生活している場所で、ノーベル賞学者が日夜研究に没頭していた姿をイメージし意識できるようになったこと、これが下村先輩から長崎大学の若者へのかけがえのない贈り物なのです。」と述べられました。また、下村博士は、長崎大学で講演された際には、物事の根底にある真理を探究する研究を好まれること。生物発光の研究には未開拓の部分が多く、新しい仕組みの発光生物を研究するための方法論は存在しないため、まずは研究方法を開発あるいは創造しながら研究を進めてきたこと。など下村博士が取り組んできた研究姿勢を後進に教えて下さいました。長薬同窓会は本事業に賛同し、また、事業の遂行を支援していくため、長薬同窓会の平成30年度役員会におきまして、「下村脩博士ノーベル化学賞顕彰記念胸像製作および長崎大学薬学部教職員と長薬同窓生の交流を支援する関連事業後援会」を発足することが承認されました。 125周年記念事業では、長崎大学薬学部や学生を支援しましたが、今回は胸像の設立と共に 長薬同窓会や長薬系教員を支援し、会員交流や後進育成に関する事業を展開して参ります。
 
 既に皆様はご存知のこととは存じますが、本事業会を立ち上げている中、下村博士のご逝去の悲報が届きました。下村博士の訃報に接し、まことに痛惜の念にたえず、長薬同窓会一同を代表し、ここに謹んで哀悼の意を表します。下村博士のご活躍は長薬同窓会会員の誇りでした。ここに下村博士のご遺徳を偲び、衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。
 
 皆様におかれましては、下村博士のご功績を顕彰し、また、下村博士の研究に対する崇高な精神を長崎大学薬学部で学ぶ後輩へと継承し、さらに後進の長薬同窓生を支援していくためにも、下村脩博士胸像製作ならびに長薬同窓会会員支援のための計3つの関連事業の趣旨にご賛同をいただき、 格別のご高配を賜りますようお願い申しあげます。
 
 

下村脩博士ノーベル化学賞顕彰記念胸像製作および
長崎大学薬学部教職員と長薬同窓生の交流を支援する関連事業後援会会長
山中 國暉

 

 

 

募金方法のご案内 
*本事業の募金受付は終了しました。ご支援ありがとうございました。
 

募金期間
2018年12月10日から2019年6月30日まで

寄付対象者
長崎大学薬学部同窓生
長崎大学薬学部教職員
本会の趣旨に賛同する個人、法人、団体など

寄附金の単位
個人による寄附金については、1口5千円を単位とします。

法人・団体等による寄附金については、1口の金額は定めません。

寄附金納入方法
本事業への募金は,長崎大学薬学部寄付手続きに沿って行ってください。


1. 長崎大学薬学部長宛の「寄付金申込書」に必要事項を記入し,長崎大学薬学部事務(戸高)へ送付ください。

2. 2〜3週間後に郵送される専用の振込依頼書に現金を添えて,十八銀行又は三菱UFJ銀行でご入金お願いします。

他の金融機関からも入金できますが,この場合の振込手数料は,誠に恐れ入りますが,寄付される方のご負担となりますことをご了承お願いします。

銘板への記載権
10口以上
のご寄付をされた個人および100口以上のご寄付をされた法人・団体は,長崎大学薬学部ロビーに設置予定の胸像の銘板にご芳名を記載させていただきます

申込書送付先 &
お問い合わせ先

 〒852-8521
 長崎市文教町1-14
 長崎大学医歯薬学総合研究科
 薬学系事務室総務担当
 戸高

 TEL 095-819-2415


 
申込書ダウンロード:
 寄付金申込書  /  寄付金の申し込みについて(薬学部)

 
 


ご不明な点がありましたら、同窓会事務局までお問い合わせください。