台風が心配される中、長崎大学医学部主催により78年目の原爆犠牲職員・学生慰霊祭が今年も8月9日(水)10時56分から長崎大学医学部記念講堂において執り行われ、長薬同窓会からは川上副会長(平7院平9卒)に御参列いただだきました。
原子爆弾投下時刻の午前11時2分に合わせて、73名の参列者全員による黙祷が捧げられた後、献花が行われました。
長崎大学原爆後障害医療研究所長 中島正洋 教授によるご講話の後、当時、長崎医科大学薬学専門部2年生だった兄 郡家淑郎様を亡くされたご遺族、郡家徳郎 様よりご遺族代表としてのご挨拶、化学が得意で抗がん剤開発の研究を志しておられたお兄様の思い出、被害当時の長崎医科大学校舎近辺の凄惨な状況などを回想したお話がありました。
原爆で犠牲になられた方々のご遺族もいなくなり、原爆落下による被害を風化させない為にも、慰霊を続けさせていただくことが重要なことだと感じます。
日常生活でも一人一人の心から争いの心をなくし、子供たちへ平和な安全な未来を残せるように願います。
参列者
- 学長,理事(4名),医学部長,歯学部長,薬学部長,病院長,病院看護部長,医学部保健学科長,生命医科学域長,医歯薬総合研究科長,原爆後障害医療研究所長,核兵器廃絶研究センター長,放射線影響研究所 事務局長崎次長,長崎県医師会 常任理事
- 長崎医学同窓会会長,看護学同窓会会長,薬学部同窓会会長
- 御遺族代表者
- 長崎大学職員(病院の先生等)
- ご遺族