長崎大学主催の原爆犠牲者慰霊祭に参列(8月9日)

長崎大学による原爆犠牲者慰霊祭が、8月9日(日)午前10時55分から長崎大学医学部記念講堂において開催され、長薬同窓会からは会長の山口(昭和56年卒)が参列しました。

本慰霊祭は、毎年8月9日に実施され、被爆経験を有する長崎大学薬学部からは、薬学部長様とともに長薬同窓会の代表者が出席しています。

今年は被爆75年にあたる節目の年でしたが、新型コロナウイルス感染予防のため、やむなくご遺族をはじめ学外の方の参加は取りやめられ、学内者を中心に約40名の出席のもとの開催となりました。

今年の原爆犠牲者慰霊祭の様子がわかる写真や動画が長崎大学ホームページの「ニュース&トピックス」に掲載されていますので、ご参照ください。(2020年8月18日「原爆犠牲者慰霊祭挙行」

1945年8月9日の原子爆弾投下では、当時の長崎医科大学附属薬学専門部でも建物が一切倒壊炎上し、教職員8名、学生38名が犠牲になっておられています。その当時の状況については、「長崎大学薬学部百年史」の「第1編通史-第6章原子爆弾による被災」の中で先輩の方々が執筆されておられます。この出来事は、長崎大学薬学部の歴史の中で特筆すべき大きな出来事であり、また、平和を希求する礎にもなっています。後世の同窓生の皆さんにも、この記憶を引き継いでいく必要があると思っています。