11月3日は文化の日でした。お気づきの方もいらしたと思いますが、例年通り発表された「2011年秋の叙勲」における勲章受章者の中に、元長崎大学薬学部教授(微生物薬品化学、現在の細胞制御学研究室)の北川常廣先生のお名前がありました。平成20年に受章された古川淳先生と同じ「瑞宝中綬章」の受章です。おめでとうございます。
特別会員である北川先生の今回の受章は同窓生に取りまして大変うれしいニュースであります。心よりお慶び申し上げます。
平成23年8月7日(日)の朝、長薬同窓会の年間行事の一つであるぐびろが丘下の薬専防空壕跡地の慰霊碑周辺の清掃をしてきました。12回目を数えます。
猛暑の中、しかも定期試験中であるにもかかわらず4名の1年生を含む20名もの学部学生が参加してくれました。加えて、大学院生4名、同窓会役員と事務局関係者10名、特筆すべきは昭和33年卒で前同窓会長の西脇金一郎先生が多忙の中参加してくれたことで、総勢35名で清掃を行いました。
昨年同様、いや少し多いかなという量の落ち葉を目にして、「ちょっと大変かな~」との思いがよぎりましたが、掃除用具を手に取って例年通りの作業に汗を流したところ、1時間ほどできれいにすることができした。作業を終え、冷えた飲物で喉を潤しながらひとやすみした参加者は、記念写真を撮影した後、慰霊碑への焼香をしました。
毎年8月の第一日曜日に行っています。記事をお読みの皆様、来年は是非参加してみてください。
ポンペ会館横のグビロヶ丘入口と書かれた標識のところから会館の裏へ回り林の中を登る道と熱帯医学研究所の横の階段を登る道があり、どちらからでも静かにたたずむ慰霊碑の場所へたどり着けますが、後者の方がだいぶ近道です。長薬同窓会の年間行事の一つである清掃は8月の年1回ですが、慰霊碑のある防空壕跡地(射的場跡地に採穴された)へはいつでも行くことができます。
今年の清掃参加者のお名前は以下の通りです。
伊豫屋偉夫(S41)、西脇金一郎(S33)、木下敏夫(S35)、高良真也(S57)、伊藤潔(S59)、椛島力(H4)、岸川直哉(H10)、福留誠(H10)、武次郁子、岩崎さん、張炯炯(事務局)、大元崇裕(H22, M2)、黒川裕美(H22, M2)、佐保洪成(B6)、山下輝樹(B6)、増山昌吾(B6)、新田晃也(B5)、中谷勲男(B5)、荒木康平(H23, M1)、服部芳野(H23, M1)、高橋毅行(B4)、迎武絋(B4)、小野北斗(B3)、楠富伊織(B3)、小野舞衣(B3)、古場百合恵(B3)、中谷治規(B2)、遠藤洋二朗(B2)、森田知樹(B2)、山村康雄(B2)、鑓水大介(B2)、堀裕輝(B1)、畑田雄一(B1)、大渡遼介(B1)、安藤逸朗(B1)(もし名前もれなどがありましたらお知らせください)
暑い中、参加していただきありがとうございました。
和田光弘(平4年)
今年も11月21日に旧小野島校舎跡地記念碑周辺の清掃を行いました。当日は晴天に恵まれ,暖かい日差しの中,清掃を行うことができました。柏葉会館に集合した麻生(昭24),木下(昭35),伊豫屋(昭41),和田(平4),岸川(平10),福留(平10),武次(事務局)の7名が車二台に分乗し,目的地に向け出発しました。また現地には松本(昭24),峰(昭26),立石(昭26),平山(昭41),椛島(平4)の他,山中國暉(昭43),山中みちよ(昭43)ご夫妻にも初めて参加いただき,例年以上に多数の総勢14名にて清掃を行いました。また今年は記念碑周辺の駐車場などがきれいに整備されていたこともあり,記念碑周辺も例年に無く片付いておりました。小1時間ほどで清掃を終了し,最後に参加者全員で記念撮影をし,作業を終了いたしました。
その後,諫早市内の鰻屋で昼食となりました。美味しい鰻に舌鼓を打ちながら,小野島会の先輩方の思い出話で大いに盛り上がり,時間を忘れて話しに聞き入っておりました。「旧小野島校舎跡地記念碑周辺の清掃」と「ぐびろが丘下の原爆慰霊碑周辺の清掃」の2つの同窓会事業は,普段なかなか機会のない先輩方のお話を耳にできる貴重な場として個人的には,楽しみにしております。また披露される貴重な話の数々に,同窓会報の編集幹事としましては,文章にして何とか会員の皆にお伝えできないかと強く思いました。別の機会を設けて是非実現したいと思っております。
昼食後は近くの諫早高等学校に下村脩先生の銅像が建てられたと報道にありましたので,有志で見学に行きました。立派な像に感嘆の声が上がり,皆で記念撮影をしてまいりました。
2010年10月8日「留学生の母に感謝いっぱい」
訃報として、2010年8月24日の朝に同窓会事務局の前任者の大河内さんが亡くなられたとのニュースを掲載しました。
2010年10月8日の朝のことです。長崎新聞の朝刊の「みんなのひろば」の声のところに大河内さんに関する投稿が掲載されていましたとの情報がメールで寄せられました。事務局の武次さんに頼んで確認してもらったところ、留学生として勉強し、現在は管理薬剤師として活躍中の張炯炯さんの投稿記事が掲載されているのを見つけました。ここに新聞記事を載せることはできませんが、長崎新聞を購読されている方は是非読んでみてください。張さんはグビロヶ丘下の原爆慰霊碑清掃にも毎年ご協力して頂いています。尚、同窓会事務局では記事をコピーして保存しています。
ノーベル化学賞受賞おめでとうございます
私たちはみんなこの日を待ち望んでいました。昨年(2007年)10月20日に長崎大学 中部講堂で開催された、薬学部地域薬剤師卒後教育研修センター主催の公開講演会で素晴らしい、印象的な講演をしていただいた下村脩先生は、間違いなく長崎大学薬学部の前身である長崎医科大学薬学専門部のご卒業です。ここ数年は毎回ノーベル賞候補として名前が挙げられていて、長薬同窓会も新聞・テレビからの簡単な取材を受けていました。今年も10月6日のノーベル医学・生理学賞の発表の数時間前に某全国紙の新聞記者の方から電話があり、もし受賞が決定したら、我が同窓会のサイトで公開している朝日賞受賞を伝える記事の写真を使わせていただきたいとの申し入れがありました。医学生理学賞がパピローマウイルスとHIVの発見者に授与されたことはすでにご存知の通りです。翌日はノーベル物理学賞を日本人3人が共同受賞、そして、10月8日の夕方にノーベル化学賞が下村脩先生と米国のお二人の研究者(マーチン・シャルフィー教授とロジャー・チェン教授)に授与されるとの大ニュースが飛び込んできたわけです。
以下は少し個人的な感想を含むものですが、ノーベル賞受賞前後の同窓会の様子をお知らせしてみようと思います。
もちろん医学生理学賞の候補に上がっているという話は聞いていましたが、6日の時点ではむしろ化学賞の方がふさわしいのではないかなどと考えながら、ノーベル財団のWebサイトを更新しつづけていました。少し残念な思いでその日はパソコンの前を離れたように記憶しています。ノーベル物理学賞を日本人が受賞したというニュースは8日の朝のテレビで知りました。クォークというのは、ちょうど高校生くらいの時に初めて目にし、その名のついた新書を買って読んだ記憶がありますが、当然のことながら内容は全く覚えていません。その時、今夜はいよいよ化学賞の発表かとは思ったのですが、夕方は油断してしまいました。私用で少し早めに帰ろうと手洗いから出たところ、同じ階の先生から「下村先生がノーベル化学賞とられましたね」といわれ、あわててWebサイトを確認すると間違いなく「goes to Osamu Shimomura」と書かれていることを確認できました。その後は、多くの皆さんがその夜のニュースでご覧になった通りです。
9日の朝は新聞を3紙ほど買い、午後にこの記事を書いています。実は、8日の夜は多くの報道関係者が薬学部に駆けつけ、昨年(平成19年)の講演会(日本国内の下村先生ご自身のご講演としてはおそらく最新のものであるのではないでしょうか。写真は講演中の下村先生です。)の資料やビデオ映像の手配でてんやわんやの状況でした。また、各社とも、関係の先生のコメントや学生の感想などの取材に走り回って非常に珍しい光景でありました。対応に追われてしまいましたので、その時の写真がないのが残念です。皆さんがテレビでご覧になった映像の一部は、平成19年10月の講演会のものであったはずです。夜に伊豫屋長薬同窓会会長と電話でお話しする機会がありましたが、夜遅くまでかかってくる電話の応対で、夕方からはとてもおくんち気分に浸っているわけにはいかなかったようです。
長薬同窓会同窓会は、この記念すべき受賞をだまって見ているわけにはいきません。皆で祝福、お祝いし、長薬同窓会、薬学部はもとより長崎大学を盛り上げていきたいと考えます。ご意見、提案などございましたら遠慮なく同窓会事務局までお知らせくださいますようお願いいたします。また、皆さまのご協力をお願い申し上げます。
平成22年8月1日(日)の朝、長薬同窓会の年間行事の一つであるぐびろが丘下の薬専防空壕跡地の慰霊碑周辺の清掃をしてきました。今年は原爆投下から65年という年月が経過した一つの節目の年ということもあり、読売新聞と長崎新聞の記者の方が取材に来てくれていました。昨年の清掃活動が10回目でしたので11回目を数えます。
猛暑の中、しかも試験直前にもかかわらず10名の学部学生を含む、大学院生7名、同窓会関係者12名の総勢29名が集まってくれました。
例年より少し多かった落ち葉を集めたり、雑草を取ったりの作業に汗を流し、きれいにするのには1時間ほどの時間が必要でした。作業の途中には、昭和22年卒で、原爆投下当時に学生であった田崎先輩にもお越しいただきました。作業を終え、慰霊碑への焼香を済ませた参加者は、冷えた飲物で喉を潤した後、記念写真を撮影して一休みしました。
その後、田崎和之先輩から当時の射的場と防空壕のことをお話しいただきました。今年はそのお話しの模様をビデオに収めましたので、是非お聞きいただきたいと思います(下のYouTubeビデオ)。毎年書いていますが、原爆の理不尽さを再認識させられます。
本年の卒業式は、4年制の薬科学科と6年制の薬学科ができてから初めての卒業式に当たります。薬学部畑山薬学部長、甲斐医歯薬学総合研究科副研究科長の挨拶に続いて壇上に立たれた伊豫屋会長は、初めての4年制薬学部(薬科学科)の卒業生40名と医歯薬学総合研究科の修了生を前に祝辞を述べられました。長薬同窓会を大いに活用して人脈を広げ、また、同窓会の運営にも積極的に協力をいただくよう新卒業生にお願いしました。
左の写真で、会場の多目的ホールの右側にスペースがあるのは、6年制の薬学科の学生さんたちがあと2年間、実習と講義を受けて在籍するためです。
卒業式に引き続いて行われた謝恩会の中では、準硬式野球部の雄志による巻頭言と薬学部校歌が披露されました。
先日、長薬同窓会関東支部より頂戴した会報第39号をぱらぱらとめくっておりましたところ、「若手の会」という文字が目にとまり読ませていただきました。支部の中でも大きな関東支部や近畿支部は立派な会報を毎年発行していらっしゃいます。少人数の支部でも定期・不定期で支部の会報を発行しているところもあると思います。今回は一つ、表題の「関東若手の会発足」の記事を紹介したいと思います。もしかすると全国に散らばる同窓生の中では、このような会の存在は、規模の大小はあるにせよごくごくありふれた集まりであるのかも知れません。小さな集まりが同窓会の大きな推進力になるのではと思います。
今後も楽しい会をたくさん企画してください。森川さん、鈴木さん、永川さんを応援します。関東若手の会には、一応40代以下という制限があるようですが、若手の厳密な定義というのはないはずです。ご自身が若手と思っている内は若手でしょう。あとは交渉次第です。
今回は関東支部会報の記事を一つ紹介しますが、長薬同窓会ホームページで取り上げて欲しい情報、記事などがございましたら事務局の方にご相談ください。不定期ですが、各支部の様子も紹介していきます。
———-以下引用————
「関東若手の会」発足
鈴木 秀明(平成14年卒)
2008年12月、東京駅近くの居酒屋にて長薬同窓生の集まりがありました。「関東若手の会」とは銘打ちましたが、会社の先輩である長尾さん(昭和61年卒)、緒方さん(平成元年卒)と後輩の永川君(平成18年卒)、また長粟野球部の先輩で現在東京在住の森川さん(平成2年卒)と新宿で飲んでいる際に「あの人はどうしているのかな?」とか「あいつは学生時代こんなやつだった」など、とてもおもしろい話が飛び交う中で、「一度どれぐらい集まるか近い年代に声をかけてみよう」という話になったのが発端です。当初の予想では10人前後でも集まればと考えていましたが、長尾さん、緒方さん、森川さんの近い年代の先輩方が多数参加してくださり、最終的には30名前後の大きな会になりました。
会当日は発起人の長尾さんの挨拶から始まり、その後は各テーブルでの歓談、談笑を経て最後は全員での校歌斉唱と、大盛況の中で会を締めくくることができました。私にとってはほとんど初対面の先輩方ばかりで、それぞれが製薬会社、病院、薬局、大学等と活躍の場も多岐に渡っておられました。普段はあまり耳にする機会がない様々な職場の話をざっくばらんに伺うことができ、医薬関連の情報交換・共有という観点においても、とても有意義で楽しい時間を過ごすことができました。これも時期に違いはあれど”同じ釜の飯を食った間柄”という連帯感があったればこそだと思います。先輩方の中には卒業以来の再会という方々も多く、さまざまを昔話に花が咲いている様子を見て、会を開催して良かったなという気持ちで一杯になりました。
私自身、平成16年に大学院を修了後、製薬会社に勤めて今年で6年目。6年と言えば長崎にて学生生活を過ごした年月と同じになりました。いろいろな事がありましたが、月日はあっと言う間に流れていくものだと最近よく感じます。ただ、大学時代にあの教室で、あの研究室で、あの談話室で、あの居酒屋で、あるいはあの集会所で、ともに学び過ごした友人関係は何年経っても変わらないものだなと、今回の「若手の会」の先輩方の楽しそうな姿を通して改めて感じました次第です。色々な思い出を共有していることの素晴らしさを肌で感じられる、あるいは昨日のことのように蘇えってしまうひとときこそが、このような会の一番の醍醐味であると思います。
ところで、この会につきましては、開催から既に1年が過ぎようとしておりますが、昨年の参加者はもとより都合がつかず出席できなかった方々からも「今年はどうする?」といった声をあちこちよりいただいております。そこで、関東近辺にお住いの長英同窓生、特に若い世代の方々にとっての新たな親交の場となるよう、この「若手の会」を今後も開催していこうという話が進んでおり、次回開催は2010年2月6日(土)17時からの予定です(場所未定ですが東京駅付近を予定)。
ただし、参加資格は(一応)若手ですので、年齢40代以下とします。この会報が流れる頃には既に前回参加の方々へは次回開催案内メールが届いているかと思います。また、ご参加希望の方は各年代で幹事を配しておりますので、40代の方は森川さん、30代の方は私(鈴木秀明)、20代の方は永川君まで是非ともご一報ください。
この会は一律にご案内し画一的に開催していく類の会ではなく、「面白い会だから行こうよ」「あいつらに会えるから行こうぜ」というような自主性や口コミを重視した新しいタイプの会を目指しています。皆様にお会いできるのを楽しみにお待ちしております。